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「あー、あ、あ・・・」
「いたた・・・。噛むほど良かった?」
ぐるっと口の中で指が回る。上と下の刺激で一杯になる。
ふと、ツトムと視線が合った。広樹を見つめる眼差しは熱い。そこにあるのが愛なんて生易しい感情じゃないと気付いて、身体が火照る。これこそ、自分が求め続けていたものだと思った。
まともでないから何だ?俺はこの男が欲しかったんだ。
友だちも恋人もいらない。この男に犬のように仕えたい。声もなくなるほど抱かれながら願ったのはそれだけだった。
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