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体育館の入口から顔を少しだけ出して外の様子を覗いた
誰もいない
この静かすぎる状況が逆に私を不安にさせる
モンスターに追いかけられて何も考えずに逃げている方がいいくらいだ
「……あっ」
向かい側にある管理棟の2階に人影が見えた
誰かは分からないけど、シルエットで男ということは分かった
生き残っている女の子は髪が長い
さっき見えた人影は髪が短かった
「行ってみるか……」
私は周囲を警戒しながら管理棟へ向かった
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