赤の試験

19/52
前へ
/372ページ
次へ
「それで何かご用ですか?元友人を斬った俺を責めたいだけですか?」 俺の言葉に北城先輩はキョトンとしている 「いや、生きてる生徒なら協力して生き残ろうと思っただけよ。別に責める気はないわ。ただ、龍生の友人にもキミみたいなのがいたんだなって思っただけ。龍生って甘いでしょ?」 確かに龍生は甘い面がある そこが龍生の良い所でもあり、ダメな所でもある 「……今の龍生は甘くないかもしれませんよ?」 この試験で龍生は変わった それが良いのか悪いのかは分からないが、甘さは消えた気がする
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

145人が本棚に入れています
本棚に追加