赤の試験

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廊下を進んでいき人影に近づいていく 「……八屋か?」 「あ、花村と……北城先輩?」 人影は八屋佳奈だった 「なぁんだ、七海君じゃなかったのか。折角ここまで来たのに」 八屋は体育館から人影を見て、ここに来たようだ 「ちょっと待て、八屋が見た人影は俺じゃないぞ。俺は今さっき家庭科室から出てきたんだ」 八屋の話だと男の人影が1人見えた だが、俺は家庭科室から出た後は北城先輩と一緒にいる 「……俺達以外にも誰かいるな」 それが龍生なら良いが、百瀬だったら危険だ 「とりあえず、管理棟を1周してみれば分かるんじゃない?」 北城先輩の提案で管理棟を1周することにした 「3階から見ていくか」 俺達は3階へと向かった
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