赤の試験

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俺は階段を駆け降り、1階へと辿り着いた 「七海君!?」 声のする方を振り向くと、そこには八屋が立っていた 「八屋……無事だったか」 八屋は俺の傍まで駆け寄ってくると、俺の左腕に抱きついた 「七海君も無事だったんだね」 八屋は上目遣いで俺を見つめる 「……他の奴とは一緒じゃないのか?」 「うん、私は気がついたら体育館に1人で居て、ここから人影が見えたから走ってきたの」 「そうか……まあ、無事で良かったよ」 俺は八屋の言葉に違和感を感じた
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