赤の試験

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「合格!!」 突然、石像が喋りだした 「えっ、何?」 八屋も驚き、後退りした 「八屋佳奈、合格。校門を通って良し」 石像がそう言うと、校門がゆっくりと開かれた 「八屋、校門から出るんだ。俺もすぐに行く」 「……分かった、七海君も早く来てね」 八屋は小走りで校門から外に出た 八屋が出ると、校門は勢いよく閉じた 校門を出た八屋は、こちらを気にすることなく歩き出した まるで誰かに操られているかの様に、表情も虚ろで真っ直ぐ前だけを見て歩いている
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