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ピンポンパンポーン！
「生徒の皆さん、お元気ですか？」
機械的な低い声がスピーカーから響く
「あれから1時間以上経過するのに、教室に引き込もっているクラスが多くて残念です。そこで、追加ルールします。」
花村はメモ帳とペンを取りだした
「1時間に1度は教室から出ること。人数は問いません。もし出なければ、そのクラスの教室はセーフティゾーンではなくなります。以上です。」
放送は終わった
花村は追加ルールをメモ帳に書いていた
「僕らはトイレや購買に出てたけど、他のクラスは引き込もってたのかぁ。まあ、その方が安全なんだろうけど。」
馬寺が呟いた
「なあ、グラウンドの獣っていなくなってるんだな。」
窓から外を見ていた七海に言われて火本と花村も窓の外を見た
「代わりにさっきの巨人がうろついてるけどな。」
赤い犬のような獣から赤い巨人か変わっている
「もしかして……一定時間でモンスターが代わるのかもしれないな。」
花村の言葉に七海と火本は頷いた
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