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真夏の夜の話
それはある、蒸し暑い夏の夜のことだった
俺が寝ている部屋にはクーラーがかかっており、ヒヤリと冷たい風が俺の肌をなでる
時刻は丑三つ時を過ぎたくらいだろうか
少し前まで遠くで鳴いていた鈴虫も今はもう鳴きやんでいた
そんな時だった
ガラッ、、、と部屋の引き戸が細く開く
親、、、?
そんなはずはない、、、
俺より先に寝ていたじゃねぇか
と、
トトトト、、、、、、
何かの音がした
次の瞬間
ドスっ!!
「ぐはぁっ!?」
俺のみぞおちに鈍い衝撃がはしった
恐る恐る目を開ける
その時俺が見たのは、、、、、、
「ニィ??」
我が家の猫だった
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