第3話 選ばれたのは
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「どうだね?まだ満月の光が差し込むまで時間がある。私とゲームをしよう」 「ゲーム?」 館長は鏡を指差して、普段の優しい笑顔とは違う気味の悪い笑い方をしている。 「月が上がり鏡に写り混む時間まで、私と鬼ごっこだ。捕まったら死、逃げきれたら生かしてやろう」 そう言うと、周りにいた男女は一斉に逃げ出した。
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