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それから、しばらく無言で10分ほど歩くと…
彼は一軒のお屋敷の中に入っていった。
「おい!華都ちゃん!一緒に来るの!」
「ダメだよ!こんな立派なお家!勝手に入ったら!」
「ん、それ」
彼が指さしたのは、宇月の表札。
「俺んちだから、ここ」
そして、どんどん中に進んでいってしまった。
でかいよ…
和風で立派な門構えの豪邸だよ…
もちろん、私は慣れない豪邸に恐る恐る足を踏み入れる。
「ただいまー」
「おー…ちぃくん遅かったな、腹減ったぞ…」
「…すみません、お邪魔します…」
宇月くんの後ろからそっとお腹の空いている人物を見る…
めっちゃ美人…
背が高くてサラサラのロングヘアー…
胸も大きい…これが、ボンキュッボンってやつか…
ん?どこかで見たことがある…
「この子三上華都ちゃん、色々あってさ連れてきちゃった」
「ん?あぁ、コクエイか…なんだ?なんかって?」
コクエイ?
そう言って二人は何かを話始めた。
それにしても、誰かに…
「…あっ!!月影(ツキカゲ)」
「あら!知ってるの?」
どこかで、見覚えがあると思ったらテレビに出てた!
作家の月影さん…
何故ここに…
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