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「では、改めまして!私は宇月影子(ウヅキエイコ)またの名を月影(ツキカゲ)。しがない物書きで、宇月千陰の姉です」
姉と名乗ったそのお方は、仁王立ちで堂々と自己紹介をしてくれた。
確かに、よく見ると目付きとかが宇月くんに似てる。
「あ、あの私は三上華都です!よろしくお願いします」
何やら、弟子入りするみたいな自己紹介になっちゃったな…
「で?見たらしいな…」
見た…
なんの事なのか分からず、頭をかしげてしまった。
「おぉ…本当に気にならないのか…」
「すげぇだろ?俺が思うに、これは出会うべくして出会ったんだと思うんだ!」
宇月くんっぽい人がなにやら興奮している…
「そうだな!代々お前が連れてきてるんだし、そうなんだろう!」
なにやら、おねぇさんも興奮気味だ…
「では、本題に入りたいんだが、いいかな?」
その問いに私は頷くしかなくて…
これが、私の運命を変えるともその時は思わなかった。
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