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僕はいつも通りに、学校へ登校完了した。
昨日は自分の体を取り戻した時にはすでに家に着いていた…。
早く返せと言っていたのに…まぁ、黒影も外に出られるのが嬉しいんだろうが…
なぜだか、姉の様子がいつもと違うのだ…
物凄く怪しい…
「よっ!千陰、おっはよー!すげぇしかめっ面だな!」
「いつも、こんな顔だと思うけど?」
桧原…飽きずに声をかけてくる奴だ…
「おはよう!宇月くん!」
「あぁ…」
なんだ…
三上さんも今日はやたらテンション高いな…
そして、嬉しそう…
いつもと違うのはそれだけじゃなかった。
三上さんに話しかけられた瞬間教室の後方から女子特有の甲高い声が上がった。
「華都ー!」
一際目立つ声が三上さんを呼んだ。
いつもは笑顔の多い彼女が一瞬顔を歪めた。
それが、少しだけ気になった。
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