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「うん、それぐらいなら余裕だよ。君を送った後で届けておくね」
「サンキュな。」
「お安い御用だよ。じゃあ送るけど、心の準備は大丈夫かな?トイレは済ませたかい?お腹は減ってないかい?」
「お前はカーチャンかよ。大丈夫だ全部問題ない。」
「これから行くのは本当のデスゲーム、泣いても笑っても運命は変わらない。」
「はいはい分かった分かった。」
「世界の全てが君の敵になる可能性もある、全ての人間に気持ち悪がられるかもしれない。」
「へいへい」
「一生童貞かもしれない」
「大きなお世話だ馬鹿野郎っ!!」
てかなんなんだよコイツはよ送れよ
「いや~久々のお客さんだからさ、テンションも高くなるのさ。」
知らんがな、俺からすれば時間の浪費なんだが。
「じゃあ送るね。【痛い子痛い子飛んでけ~】」
「なんだその詠唱!!」
その言葉を最後に俺の視界から黒髪のイケメンが消えた。
さあ、デスゲームの始まりだぜ!
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