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「そんなことはどうでもいいんだよ。んでお前とその虎はなんなんだ。」
「私はぁ、元魔界から来たダンジョンインストラクターです!そしてこの子は、私の向こうのペットのみーちゃんです!」
よし、全部聞いてなかったけど俺の現状はだいたい把握した。
「で、インストラクターって何してくれるの?そしてココはどこだ。」
「ココは見たまんま洞窟ですぅ!そしてそしてぇ~。インストラクターはダンクリ達の初期サポートをする役目があるのです!」
「なるほど、分かった。じゃ俺は本読んでる……ぁあ、そういえば全部なくなっちまったんだっけか。」
いや、正確には消された。
「だだだ、ダメですよ~。早くダンジョン作らないと英雄が攻めてきちゃいますよ~。」
ここで俺に一つ重要なことが思い浮かんだ
「作らなくても英雄って来るのか?」
「いいえ、ダンジョンを見つけた報告があると英雄は動きます。」
「なら、ダンジョン作らなければ英雄こないじゃん。」
「…………………」
あれ?愕然とした顔をしてらっしゃる
なんでだろ。
「でもでも、英雄への報告は私の様な魔族を発見した時もされちゃうのです!だから早く作りましょう!」
「いや、お前が帰ればいいだけじゃん。」
「ひ、ひどい。私折角来たのに…もう帰る!今後一切元魔界からの援助は無いと考えて下さいね!」
「なんだそれ、ってもういないし…。」
お、女の子が居たところにメッチャ分厚い本が落ちてる拾った。
「おおお…これは。」
ダンクリ達へ、これを読んで英雄をぶっ倒し魔王になろう!
とかいうタイトルの本
「さて、読んでみますか。」
どれくらいかかるかな?
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