スターターキット

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その時、眩い光が目の前を覆った 「うぉっ!?眩し!」 光が収まるとそこには…。 ATMがありました 「え…なしてATM?てかATMに電源スイッチなんてあったっけ?」 『システムオールグリーン。オートスタートヲハツドウシマス。』 「え、喋った。何これ怖い。」 『ダンジョンクリエイターサマ、コノバショニダンジョンヲオツクリシテヨロシイデショウカ?』 !!なんかメッチャ重要な事を勝手に進めてやがる 「ダメダメ、ちょっと待って。」 『了解いたしました。コノバショニダンジョンヲサクセイイタシマス』 「おい!!人の話聞けよ」 『ジャパニーズゲイシャフジヤマ!フジコチャンカワイイ!!』 それは絶対に違うと思う。海外の方の日本への偏見ってほんと凄いレベルだと思うよ。あと、クラ○スの方が個人的には好きだ 「まあいいか、ダンジョンブックにも、システムには個性がありますって、書いてあったし」 『ソウデイソウデイ!ゲンゴナンテキニシチャナンネーヨ。バーロー』 なんでいきなり江戸っ子なんだよ、あとさっきからツッコミどころが多すぎる気がするんだが…。 バーローはポアロの女の子が可愛すぎる。 「で、ダンジョン作っちまったのか?」 『ヤッチマッタヨオトミサン…。』 どうやら創ったらしい、というかおとみさんって懐かしいな。おい。 「そんでもって、入り口は自分で作るのか?それとも作ってくれるのか?」 さっきから話しかけてるけど、このATMどっから声出てるんだよ。中に蝶ネクタイ型変声機付けたオッサンがいるのか? 『モウツクッテアルゼオヤッサン!』 「どこにだよ」 見た感じ洞窟内に変化はない 『ワシノシタニアルノジャヨ、ホッホッホ。』 「お前をぶっ壊してはいればいいのか?」 『ノーノーダメデス、ダメデェスキチィントワタシィヲドカシテカラァ、ハイッテクダサァイ。』
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