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さっきからこいつのキャラが全く掴めないんだが、俺だけか?
「下か…。システム、この洞窟の壁に通路を作ることは可能か?出来ないならお前を壊すけど」
「デキマスルヨアニキィ!ワッチのエキショウニテヲオイテクレィ!」
どうでもいいけど液晶って静電気が溜まる気がする。
そんな事を考えながら液晶らしき部分に手を置いてみる、すると液晶が俺の手に合わせてヘコんだ、そのまま俺の手を呑み込んでいくっておいおいおい!
「ちょ、抜けないんだけど…」
『ソレデイインダYO!ソレカラ、ドアガデキルヨウニネンジロ!ドコニホシクテドンナカタチガイイノカモオモイウカベロヨ!」
呑み込まれるのが手首辺りで止まったのを確認してから言われたとおりやってみる。
「あ、なんか頭が痛くなった…」
『ソレハウツワガスコシウマッタカラダヨン。レクチャーウケタッショ?』
「なるほど」
ああ、この感覚が魂波なのか。頭に疲れが溜まった、頭痛い。鬱だ。本読みたい。
『おお、なかなか綺麗なドアじゃないか。』
俺が考えたのはいたって普通の四角いドア、ただし本の絵が書いてある。
つーかこいつカタコト以外も喋れるのかよ
「お世辞をどーも。」
そういって、俺はドアを開けて暗い穴に入って行った。
ドアを開けたところには階段があり、これを下って行けばいいようだ。
「そういえば、システムは移動出来るのか?洞窟に置きっ放しは見つかりそうだから勘弁してもらいたいんだが。 」
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