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『移動できるよ、なんたって俺はエリートなシステムだからナ!』
あ、語尾はカタコトにするのか
ドアを開けると階段があり、そこを降りて行くと10畳程の土の広間があった。そこの端っこにシステムがしれっと居た。
広間の高さは5メートル程あり、空気は少し湿っているが気になる程でもない。本に湿気は大敵だから空気清浄機でも手に入れようか。この世界に空気清浄機があるかどうかは知らんけど。
「なあ、ダンジョンってシステムを使って作れって本に書いてあったんだけど、できんのか?」
『もちろんサァ。俺はなんたってエリートだからナ!でもダンジョンを構築するには君の魂波を使うことになル。つまり、とても疲れるってこト。わかったカ?』
え、俺疲れるの嫌いなんだけど。
『まア、体動かすわけじゃないかラ。ちなみニ、さっき作ったドアだけでも結構疲れるはずダゾ。』
「んー、そこまでなんだが。まあいいや、空気清浄機って作れるか?もしくは湿気を取り除く機械。」
『できるヨ、デモ本当はやめておいた方がいいと思うゾ。初日から本気出せば下手すると気絶するからナ。』
「う~ん、どうしような。」
とかそんな事を話していたらいつの間にやら、夜になったらしく部屋全体が暗くなっていた。
ちなみに、俺は今ふかふかなソファに座っている。気持ちええ
「なあ、システム。電灯って作れるか?明るくしたいんだが。」
『できるヨ、でも今日は魂波使いすぎてるから明日にした方がいいと思うヨ!』
確かにさっきから頭が重くて考え事があまり出来なくなってきている。…バフィリンがあれば一発で治るのになぁ
「分かった、今日は寝る。また明日な」
『はいヨ、おやすミ』
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