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結果、ワープに文句を言っても仕方がないので歩くことにした…が
「暑い…」
歩いてる途中から何故か暑くなって来た、
「しかも本棚の先が見えないとか」
もう1キロは歩いてる気がする、
本棚の高さが大体2mぐらいだが足元の本まで全部見るとなると腰が痛い。
「埒があかない…」
そうだ!
「走ろう」
~2キロ先~
「ぜぇぜぇぜッ…ガフッ」
息絶え絶えで大の字になって寝転んでいた。
「ちょ、マジで長すぎる。」
というか途中から本見てなかった
しかしボヤいても状況が変わる筈がないので、
「歩くか…」
結局歩くことになるのだった。
歩き始めて三千、もとい10キロ先で
「ようやく端っこまで来たか、ここら辺の本はかなり分厚いっぽいし…あるかな~?」
今俺が探しているのは薄い本…ではなく
「お、めっちゃ分厚い本発見」
俺が見つけたのは、周りの分厚い本の3倍はあろうかという本、具体的にはライトノベル6冊分くらい
一日って長いからこれくらい分厚いのが欲しかったんだよ
「えーっと、『全辞苑』?」
広辞○か?
ページ数が検討もつかない程の大きな本を脇に抱えてそこで、ふと考えてしまった。
「え、これってまた戻らなきゃダメなの??」
結果から言えばまた、暑い道をひたすら歩いて元の部屋に帰るのだった。
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