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「やあ」
!?誰、つかここ何処。
「ここは決断の間。君がもと居た世界とこれから行く世界の中間かな。」
「なにサラッと思考読んでるの?バカなの、アホなの、マヌケなの?」
「マヌケ呼ばわりの意味はよく分からないけど、君にはここでちょっとした決断をしてもらうよ!」
「なるほど、取り敢えず姿を見せたら話を聞いてやる。」
コイツ声だけで姿が見えないんだが
「全く、君はワガママだねぇ。」
出てきたら殴る。
そんなどうでもいい事を考えていると頭が重くなった。いや、上に何かが乗っているらしい。
「なんで鉄球?」
殴れないじゃないか。俺の手が砕ける。
「いや、殴るとか考えてたから。」
そういえば思考を読まれるんだった、どうしたもんやら…
「よし、サッカーよろしく蹴ってしまおう。」
「いやいやいや、無理だから。僕の変身能力は見た目と質量変えるだけで材質は変えれないから!」
「それお前の都合じゃん。てか見た目だけなのか、つまり」
「ちょ、まったまった!戻るから、今すぐ戻るからぁ!!」
いや、俺別にあんたの本当の姿とかどうでもいいから
「君はサラッと酷いよね!?わかっちゃうから!心が結構痛いからね。」
とか言いつつも鉄球が俺の頭の上でひかりだす。
ん?頭の上……?
「戻ったー!あれ、なんで僕の下敷きになってるの?」
……………コロス
5分後~
「よし、こんなもんかな☆」
………………やり返された。
「てか手から火が出るとかどんなマジックなの?」
ファイアーパンチされて燃えた
「これは君たちの世界で言う『魔力』を消費した『魔法』だよ。まあ、こちらの世界では『魂の器』の容量と、その容量内なら行使できる『魂波』と呼ばれるものだけどね。」
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