第1章

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「じぃ! じぃが、あんなものをもらってこなければ!! ばぁを ばぁを元に戻して下さい! 」 坊が気が狂ったように、お爺さんを攻め立てる。 お婆さんは、この坊が生まれてからというもの、それはもう大事にしておった。 日に一尺も大きくなる もののけのような、こんな坊でも。 お爺さんは、6尺にもなろうかという坊に 、お婆さんを思うあまり、殺されてしまう……………。と、不安がよぎっていた。 「………………坊、あれは…………鬼の仕業じゃ。」 .
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