第1章

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なんでも、芝を刈っていると数羽の雀に連れられ 山の中とも思えぬ桃源郷の様なところに案内された という。 そこでは雀たちの歌や躍りなどを楽しみ、たくさんのごちそうでもてなされたという。 帰りに、可愛がってくれたお礼にと、お爺さんの足元におかれた葛籠をくれたという。 わしは、お爺さんの持ち帰ってきた葛籠を開けようとすると、坊に止められた。 「ばぁ、なにかあるとあぶない。じぃ、開ける。」 でもわしは、葛籠を開けてしまった。 .
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