第2章

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いやー普通にグリムに怒られましたわ 流石にやりすぎだとは思ったけどいささか楽しすぎた それにしても 「服どうしよっかな…」 「あら、それしか持ってないの?」 アリスが不思議そうな顔をする 「そりゃあ着の身着のままお前に呼ばれたからな。さて、どーすんべ」 俺が考えていると 「そうだわ!かいものにいきましょ!」 「二人でか?」 「当たり前じゃないの」 じゃああれか俗に言う 「デートってやつか」 「なっ!…まぁ、違わなくもないわ」 女の子と出かけるなんていつぶりだろうかね 「じゃあ早速行きますか」 「その焦げた服で?」 忘れてた… そうだ! 「いらないでかい布と縫い針と糸ある?」 「あるけどどうするのよ」 もちろん 「ローブを作る」 お裁縫なら任せなさい 一人暮らし舐めんな そんなこんなで 「出来た!」 「早いわね」 アリスが感心した顔で見てくる ふふん! 「その顔やめなさい」 ドヤ顔のことか よし、それじゃあ早速 「デートと行こうかマイハニー?」 「なっ!」 冗談で言ったらアリスは顔を赤くして俯いてしまった
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