第2章

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ここの街ってかなりでかいんだな あっち見てもこっち見ても人人人 やべっ!はぐれた! 落ち着いて周りを見回すと 男の人だかりはっけーん! 「ちょいと通してくださいなっと」 「どこに行ってたのよ」 案の定アリスがおりました 「いやぁ、興味深いものが多くてね。さて、行こうか。…おっと忘れちゃいけない」 今度ははぐれないようにきちんと手をつながないとな 「おいお前!」 周りの男はスルーでいきましょう 「聞いてんのかよ!」 突然肩を掴まれてバランスを崩したので手をつないでいたアリスがこけた イラッ… 「なんか用か?あ?引き止め方がえらい強引だな。なんだ?」 とりあえず引き止めた男に八つ当たり ってかこいつちっちゃ 普段は猫背だが高校時代の友人にタッパがあるんだから猫背を治すと絡まれた時楽たぞと言われたのを思い出したから実践してみた お、黙った 「用がないなら絡んでくるな。アリス、大丈夫か?」 「大丈夫よ。過保護ね」 「守るって言ったからな。それじゃ行くか」 人混みを抜けて俺たちは歩き出した ってかアリス いつの間に手のつなぎ方を変えたんだ? 普通につないだはずなのにいつの間にか恋人つなぎになっていた
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