第2章

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「これもいいわね。あ、これも似合うかも」 「・・・・・・・」 アリスはずっと俺の服を選んでは着せて選んでは着せてを繰り返している この世界の普段着はファンタジーに出てくるようなものが多い 地球できていたような服も無いわけではないがいかんせん機械がなく、形状も複雑なため量産ができない すなわち高い 「貴方が来ていた服って意外と良いものだったのね」 「ま、まぁな」 そんなことないです ユニクロです シンプルかつリーズナブルで好きなんだよな そんなことより 「こん中から選ぶなんて時間掛かるぞ?」 カゴの中には大量の服 「何言ってるの?全部買うわよ?」 「・・・・・」 開いた口がふさがらないとはまさにこのこと 「大丈夫なのか?金は?」 「お金ならあるわよ?私の両親みたいな人達から貰ってるし」 「みたいなって…」 「あんな奴らいないようなものよ」 両親と折り合いが悪いのか… 「ありがとうございました」 かなりの量の服を買った 一つ一つの値段がブランド並みに高かった 合計としては高級車が買えるレベル
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