第2章

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「ふむ、残念だ。そんじゃ腕か金だな」 「まけてもらえないかしら?」 「値切りは対象外だ」 マジこいつぶっ飛ばす ゼッテー飛ばす 「選択肢として妾ってのもあるが?」 店主はアリスの腰に手を回して顔を近づけてきた あのヤロー… 「その手を離しやがれ!このゲス野郎!」 「そんじゃあお代はにいちゃんの腕ってことで良いのか?」 そう言って店主は腰からナタのようなものを手に取った おいおいマジでやる気かよ 「いやぁ俺は元々盗賊でな。武器が売れるようになるまでは堅気じゃないことで稼いでたからな、血なまぐさいのなんて慣れてんだ。冗談で腕を落とすって言ったわけじゃねぇからな」 腕落とされたらどうやってアリスを守るんだよ そもそもそれで死んだらこのおっさんのなすがままになるだろ ちくしょうが 「ふざけんな!テメェの思い通りになると思うなよ!」 するとシールドの腕を拘束している部分の左右が先の方にスライドし左右から短めの刃が3つづつ出現し、熱を帯びた なんだこれ 「なんだよ、使えんじゃねぇか」 「ほう、だが素人にゃそのサイズは扱えねぇだろ。どれ、腕出しな」 店主はニヤニヤしながら近づいてきた 「待ちなさい。いいわ。私が「させるかよ」え?」 「テメェに決闘を申し込む。」
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