第2章

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「まさかこの歳で決闘をするなんて思わなかったぞ。いいだろう。表でなにいちゃん」 「ねぇ、ピース…」 アリスが不安そうに話し掛けてくる 「心配すんな。負けねぇから」 頭を撫でてから店の外に出る 「おう!魚屋!審判頼むぞ!」 「何をするんで?」 「この若いにいちゃんと決闘さ」 「はぁ、お前さんはいつも何かしら問題を起こすな」 魚屋はため息をつきながらも俺と武器屋の間に立った 「これより決闘を行う。お互いの要望を述べよ」 「俺が勝ったらにいちゃんの右腕とそのお嬢ちゃんを貰う」 「お前が負けたらこいつの値段を1000Gにまけてもらう。いいな」 「欲がねぇなぁ!」 「両者とも構え!」 武器屋はさっきのナタを構えた 「必ず勝つ…」 俺は斧のような形状のシールドを構えた 「始め!」 審判の掛け声とともに武器屋が突っ込んできた 「うらぁ!」 ナタが俺に向かって振り下ろされたがその時に気が付いた 「あれ、遅い?」 簡単に避けられる速さだった 「ほう、避けたか。そう来なくちゃ!」
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