第1章
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到着するとすでに達也と妹の沙織が待っていました。 「遅いぞ、健太郎。」 「健ちゃん聞いてよ。1時間も前からいるんだよ。」 「アハハ、達也早すぎだよ。」 虫眼鏡で覗いてみると達也の周りをたくさんのバッタたちがスキップするように跳んでいました。 ウキウキバッタに違いないと思いました。 「健太郎、置いていくぞ。」 達也は自転車で走り出していました。 健太郎も慌ててついていきました。 「着いたぞ。」
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