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「木村」
晃司は玄関で振り返り俺を見た
「もう夏休み終わるな」
「そうだな」
相づちを打つ
「..拓真も同じだと思う、木村を気持ち悪がったりしないし、気まずくなるなんて有り得ない」
アイツの性格上分かるだろ?と晃司は笑っていった
晃司の言いたいことが分かった
でもそれは
「無理だ」
俺は晃司から視線を反らした
また晃司の苦笑が聞こえた気がした
「そうか、でもさ木村」
晃司はドアを開けた
「後悔だけはすんなよ」
晃司の真剣な声にまた顔を晃司に向ける
じゃあなといい晃司は外に出ようとした
「待っ、晃司!」
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