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そう、俺は一晩悩んで決めた
好きになったのを簡単に諦めるなんて無理なのは分かった
なら、諦めなければ良い
飽きるほどお前を好きでいれば、いつか本当に飽きてお前を好きでいなくなるかもしれない
そしたらまた友だちとして始めれば良い
「諦めるのは簡単じゃないんだ、だからおれはあきらめないよ」
呆然とする尾城の顔にくすりと笑い
「じゃあな、新学期から楽しみにしてろよ」
俺は教室を出た
『 エェェエーーーッッツ!? 』
後ろから誰かの叫び声がした気がするが俺は気にせず帰路に着いた
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