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尾城の忘れて発言の次の日、制服のまま寝たせいでシワシワになったそれを母さんに叱られながら準備して学校に行く
ガラッ!
教室の戸を開け教室に入るといつものメンバーの顔があった
「カズおっはよー」
「はよー」
「おはよう」
「う~んおはョ、腹へった」
「うるさい」
何時も通り煩い奴らだ
「夕はともかく、陽と晃司は何でいんの」
今日は補習も無いので図書室で本でも読もうと思ったのだが、変更し今は教室でダラダラしている
教室には俺たち以外誰も居なく、ダラダラしていても誰も咎めまい
「何だよその言い方、別に俺たちが居たっていいだろ~」
陽はだらしなく制服を着崩し、そういった
「まっ、家でいても暇だしな」
晃司は陽に同意するように頷いた
それに限っては俺も同意見だ
陽と晃司
日野 陽と久坂 晃司は
俺と違い進学組で晃司に至ってはもう決まっている
なので夏休みにわざわざ学校に来る必要はないのだ
もう一人の進学組である鶴橋 夕は机に突っ伏して寝息を立てている
コイツは有名大学に行くんだそうで先生からの期待も厚い
まあ、本人はそんなのを気にせず何時も図書室か教室で眠りこけている
「補習が無いのに学校しか来るとこないって悲しいわ」
そういって笑っている尾城
そして俺こと木村 和人
この俺を入れて5人が何時ものメンバーだ
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