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そこまで考えて俺は考えるのをやめた
こんな風に考えてしまう時点で色々おかしい
さっきから尾城が俺の事を好きなんじゃ、って考えているがアイツは告白してきたけどそれは間違いだった
なのに俺は尾城が俺を本当は好きだったらいいなんて...
俺は頭を振った
そんな訳ない
尾城は俺を好きじゃない
そして俺も
「カズどうした急に頭振って」
また考えすぎていた
「何でもない」
俺がそう返すと不思議そうな顔をしながら話しに戻っていった
どうやら俺が考えているうちに話が結構進んでいたようだ
「でもよー、あの子美人だったのに勿体ねぇ」
陽は心底そう思ってるような顔でいった
「うっせ」
「なんだよ、ノリわりぃ」
そう尾城をつつきながらいう陽がうざかったのかその手を払った
「ていうか、アイツとヨリ戻したし」
「え」
「ぇえ~!マジで」
「うん、アッチからいってきたしな」
「何だよこのリア充め」
「羨ましいか」
「んなわけあるか、いいもーん俺には晃司がいるしー」
そういい陽は晃司に抱きついた
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