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が、当然MAXスペックの台が五千円で引けることなど余程運がよい場合でないかぎりおこらない、、気がついてみればギラノ一万円失う、
「クソ!やっぱりまわんねーなりに海やっとけばよかったぜ、、まぁ一万五千円あれば海は引けるから吉宗でも打つか。」
ギラノの悪い癖、それは 良い記憶 ビックサプライズだけ覚えているということだ、、当たるはずもない、どうせ当たらない、、と思いながら打った台がまさかの一回転で大当り。予期せぬ幸運、神のえこ贔屓、そんな人生に何度もない状況を再び求めようとする。そのための散布、見返を求めるおふせ、がやめられないのだ。
「クソが!なんのリーチもかからねぇ!こんなクソ台どこのクソが作ったんだ、」
ギラノの希望、本当に希望しているものはつまり、
「初めから海に一万入れとけばよかったぜ!糞が!、つかえねーな、うんこ草八幡、なんで
当ててくれない、、、。
この後ギラノは台にも落ち着かず残り二万円もそこをついてしまう、最終手段としてギラノは実家の母親に電話し 「もう二度とこういうのはないので」と頭を下げ「このままじゃすべてダメになってしまいます」と必死の説得を行い、年内に返す、との条件で何とか負債額を工面し何事もなかったように家に戻り瓶に金を戻した。 第一部 完
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