恋の病は・・・Second Season~冬~

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怖くなんてない…… だって、彼も私と同じ想いでいてくれる。 私も彼に想われていると、触れ合う肌の温もりが教えてくれるから。 だから、何も怖くない。 「………先生…っ……大好き……ああっ…っ…」 予想以上の圧迫感に気が遠くなる。けれど、伴う痛みさえ恋しくて、嬉しくて、ジワリと涙が滲む。 捧げるとか、失うとか、そんなものでは無い気がする。 もっと奥深くで彼を感じたいと言う欲求が、灼熱の塊となって込み上げてくる。 「琴音……愛してる」 彼の熱い吐息が降り下りる。 ―――愛してる、だなんて。先生に、そんなふうに言って貰えるなんて――。 「……私も愛してます。先生……ずっとこのまま…」 ―――あなたの側にいたい。 重なり、溶け合って、彼の温もりに抱かれ。 ――頬に幸せの涙が零れた。
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