第八割

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「な、なんてこった、、」ほら見ろ今日も落とされるぞ、 オリのカゴの底が抜けナオンが三匹落ちた! うおおおおおーー! 工場員達は女を追い回した、、と、その中の一人の女がこちらに向かって走ってきた、、そして伊沢の胸倉を掴み、「助けてください!お願い!助けて!!、」と訴え始めた、 さわるなぁー!汚らわしい! 伊沢はいつもより高い声で吠えると女を蹴り飛ばした。 あ~ああああー、見ろ野口ィ、汚れてしまった。これお前にやるよ。 井澤はスーツをぬぐと野口に投げ渡した。 ジャー!ゴボゴボー! 野口ははっとして鏡をみるとサングラスごしに泣いている自分がいた、慌ててハンケチで涙を拭き取り髪を整える仕草をした。そしてトイレから人がいなくなるとごみ箱のスーツに唾をはきトイレを後にした。
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