第九話

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モルニーッチ!モルニーッチ! 「オダ!あなたいたの?」 HEY!HEY!HEY!へい!すげぇ迫力だったなぁ~! あのラキームをビビらせちゃったよー、おかげでいい絵が撮れたよ! 「あなたは戦場カメラマンで今年の春からパキスタンへ行っていたはずじゃなかったの?」 それがさ!なんでも今はラバウルがえらいことになってるらしくてさぁ~ 一旦こっちへ帰ってきたのよ!そしたらジーザス!モルニッチ[VS]ラキーム!いい絵が とれたね~ ね!今夜どうよ!奢るぜ 「おあいにくさま、明日までにまとめないといけないFILEが山積みなの、猿の手でも借りたいくらい😌 オーウ、モルニッチ~、 せっかく帰って来たんだ、少し位いいじゃないかー、 私はあなたとは立場が違うの!好きな時に写真とってるカメラマンとはね! オーウ、モルニッチ~、 そんなに恐い顔するなよ その膨れっ面はブリトニーのモノマネかい?とにかく!今はあなたと話している暇はないの、このIZAWAに関する報告書を明日中にまとめないといけないの!そうね、それでもあなたがリチャードギアだったとしたら無理なスケジュールに穴空けて1時間は付き合うけどね! ちょっとまって、、IZAWA? ってイザワウィスキーのイザワかい? そう!それがあなたに関係ある? イザワ、、イザワ、いやぁ、パキスタンでもイザワのウィスキーは有名だったよ。よく目に映ったよ、ほらこの写真にも、、 尾田・ゲイ リチャードが差し出した写真には戦地に写るイザワウィスキー工場の看板があった。 ここにも、イザワ。やはり偶然じゃない! 何か気付いたのかい? ええ、あなたはリチャードギアだったわ。
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