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「まずはおめでとう」
「あぁ、ギリギリだったが」
カズマは疲れている私にタオルと飲料を渡してくる
「気が利くじゃないか」
「見ていたが・・・」
こちらの話を聞く気はないらしいな・・・
「あぁ、わかっている」
流石にあれはやり過ぎた、自分でもそう思っている
「後で教えておこう」
意外な言葉に、飲んで閉めたばかりのペットボトルを落とした
「何の心境の変化だ!?貴様本当に藍澤カズマか!?」
「俺は君にどう思われていたんだ!?」
うーん・・・それは・・・
「高慢ちきでぐうたらで、その上ムダ金を量産する大馬鹿者」
「ひでぇ!!あんまりだ!!」
頭を抱えて悶絶でもしていろ、私は知らん
「でも、教えを乞うのは」
「間違いではない、だろう?」
「あぁ」
間違いは正せない、でも私にはイレギュラーがあった・・・転生という。
一度だけの贖罪、リセットされようと、今度こそは!!
「ところで藍澤」
「なんだい?」
「着替えるのだが」
凍った、おい貴様・・・
「じゃあ、外で待ってるよ」
「何だ今の間は!?しかも貴様内心舌打ちしたな!?」
結局、逃げるように部屋を出られてしまった
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