代表決定(2)

4/4
50人が本棚に入れています
本棚に追加
/213ページ
「まずはおめでとう」 「あぁ、ギリギリだったが」 カズマは疲れている私にタオルと飲料を渡してくる 「気が利くじゃないか」 「見ていたが・・・」 こちらの話を聞く気はないらしいな・・・ 「あぁ、わかっている」 流石にあれはやり過ぎた、自分でもそう思っている 「後で教えておこう」 意外な言葉に、飲んで閉めたばかりのペットボトルを落とした 「何の心境の変化だ!?貴様本当に藍澤カズマか!?」 「俺は君にどう思われていたんだ!?」 うーん・・・それは・・・ 「高慢ちきでぐうたらで、その上ムダ金を量産する大馬鹿者」 「ひでぇ!!あんまりだ!!」 頭を抱えて悶絶でもしていろ、私は知らん 「でも、教えを乞うのは」 「間違いではない、だろう?」 「あぁ」 間違いは正せない、でも私にはイレギュラーがあった・・・転生という。 一度だけの贖罪、リセットされようと、今度こそは!! 「ところで藍澤」 「なんだい?」 「着替えるのだが」 凍った、おい貴様・・・ 「じゃあ、外で待ってるよ」 「何だ今の間は!?しかも貴様内心舌打ちしたな!?」 結局、逃げるように部屋を出られてしまった
/213ページ

最初のコメントを投稿しよう!