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「イセリアさん!!」
「なんでしょう?」
「スペシャルマッチです!!」
いま・・・なんと?
「もう一回言ってくれます?」
「スペシャルマッチです!!」
あーえーとー、あぁ!!
「相手は藍澤カズマですか?」
「はい!!」
(逃げたい!!)・・・無性にその感情が湧き上がった
「シールドエネルギーが・・・」
「使っていないだろう」
「・・・」
どうやら逃げられないらしい
「わかりました、全力で相手しましょう」
逃げられないなら、叩き潰す!!
[10分後]
「私は嫌だよカズマ」
「俺はワクワクしているけど?」
「私を叩きのめすチャンスだからでしょ?」
イセリアは、満面の笑顔で返してきた
「うん!!そのとおり!!」
「させるか!!」
その言葉が、戦闘開始の合図である。
「喰らえ!!」
「見えている!!」
初弾を回避、距離を取って
「遅い!!」
「それが!!」
背面に回り込んだカズマを迎撃する
避けられるのは計算済み、だから
「いけっ!!ファンネル!!」
「なにっ!?」
カズマに黙って着けていた新装備を惜しげもなく使う!!
「ぬっ!!くっ!!」
多角度からの連続攻撃、その密度はセシリア・オルコットのブルーティアーズを遥かに超える
故に彼女より高い適性を必須としている武装だ
「もらった!!」
「しまっ!?」
一瞬の隙をついて射撃、したはずだった
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