第1章

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 夏月はガラス玉のような眼をして、 ぼんやりと天井を見上げていた。  身体の上では、 見知らぬ男がぎくしゃくと動いている。  少し視線をずらせば、 薄くなった髪や脂ぎってべたべたした肌、 たるんだ顎に浮くまだらの無精ひげが視界に入る。  それらを見ているのが嫌で、 かと言って眼を閉じると男に何をされるかわからない恐怖があり、 天井ばかりを見つめているのだ。  男は夏月の胸を掴み、 脚を持ち上げ、 裏返し、 身体中をべちゃべちゃ舐め回した。  そして股間の醜悪なものを夏月の中へ押し込み、 息を荒げながら身体を揺する。
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