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よくよく考えてみると、 目が覚めるには覚めたが、 完全に覚醒するまでには至らず、 うとうとした状態で、 メールをチェックしようかどうしようかと、 ぼんやりと考えていたくらいだった。 ということは、一連のことは、 すべて夢の中の出来事なのか。 それにしては、 手は何かを払った形になっていた。 そして、確かに何かに触った、手応え。 夢が見せた幻なのか、それとも――。 <終>
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