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実「いくら急だったとはいえ、昨日とか連絡できるでしょ!」
隆「おっ、俺だって忙しかったんだよ!それに、いつまでもみさこのことばっかしてらんねぇよ!!」
あっ………。
もう、あたし、知らない…。
あたしは顔をそむける。
真ちゃんや、秀太、だっちゃんも。
秀太はちょっと、笑ってたけど…。
実「もういいよ!!隆弘のばか!!!」
みーちゃんは、走り出してしまう。
あたしは追いかけようとした。
でも、やっぱり真ちゃんに止められる。
千「真ちゃん、離して…?」
真「今、宇野ちゃんが求めてるんは、千晃やない。にっしーや。」
千「だけど、にっしーいかないじゃん!あたし、みーちゃんを放っておくことなんて、できないもん。あたし、必要じゃなくても、行く!!」
あたしは、走り出す。
真ちゃんが呼び止めるけど、そんなの関係ない。
だって、にっしー、立ちすくんでるだけだもん。
にっしーにみーちゃん、預けられないよっ…!
千「みーちゃん!!」
みーちゃんは屋上に居た。
……泣いてた――。
実「千晃…。千晃ぃ……。」
千「みーちゃん、あたし、何の力にもなれない。でもね、あたしはみーちゃんの味方。ずっと、みーちゃんの味方だから。」
実「ありがと……。」
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