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慶京大学のオカルト研究会は部長の私と光本、それに3日前から仮病で休んでいる小田清二の3人しか在籍していない。
このオカルト研究会は、基本的に怪奇現象や都市伝説について深く掘り下げ、オカルト新聞なる読み物を発行している。
毎月1回の発行だが意外とファンも多く、楽しみに待っていてくれる生徒が毎月増加傾向にある。
しかし、そう毎月怪奇現象が起こる訳は無い。
結局は自分の足で怪奇現象に飛び込んで行くしかないのだ。
髪の伸びる人形が供養されている寺院や河童のミイラがあるという寺院に取材に行ったりしたが、何度もテレビや雑誌で紹介されている為、新聞で紹介しても特に注目はされなかった。
誰も知らない恐怖を紹介しないと、注目度は薄れる。
そして、仮病で休んでいる小田も完全に辞めてしまうだろう。
流石に光本と2人だけじゃ学校から活動費も貰えないし、部室も取り上げられる可能性がある。
それだけは阻止しないといけない。
だからこそ、誰も足を踏み入れた事が無いと言う落崖村のスレッドを調べている。
だが、読めば読むほど謎な部分が多い。
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