1人が本棚に入れています
本棚に追加
「なにも知らないアリスには色々説明が必要ですよね！」
それはそうですよ！
当たり前のことを言わないで、という顔をさっきの白ウサギみたいにしてみたけど見事にスルーされ、白ウサギは話始めた
「君はアリスですから、本当は僕を追いかけなくてはいけません。
ですが、それは別の世界のお話
この世界では、住人がアリスに××しようとし、僕はアリスを守ります。
アリスである君は、この世界にある４つの物語を終わらせないといけません」
「４つの物語？」
「はい
この世界には、４つの都市があり、その一つずつに一個の物語が存在しているのです
僕は導くと言っても、実際はその物語へと案内するだけで、終わらせるのはアリスです」
ふーん
白ウサギが私を物語まで案内してくれるから、それを完結させろってことか
"４つの物語"については理解できたけど、住人が私になにをしてくるの？
私はすぐさま白ウサギに聞いてみた
だけど、返ってきた答えは
「すいません
それは僕から言ってはいけないルールになっているんです(苦笑)」
はぁ？！
ルールってなに？！
ルールがあるなら、暴力禁止とか私に近づいたら駄目とか作ればいいのに
そしたらスムーズにいくと思うんだけど
それに、なにをされるかもわからないのに、物語を終わらせなきゃなんて危険すぎる
最初のコメントを投稿しよう！