第1章

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目的のカフェに到着した ここは同じ会社の仲の良い友達から教えてもらった ハンバーグがとびっきり美味しいらしい 「お、このハンバーグ美味しそうだな」 「でしょ?友達のおすすめですっごい美味しいんだって」 カズヤと私はそれぞれ味の違うハンバーグを頼んだ お互いのハンバーグを交換すれば二つの味を楽しめるから 私はカズヤと会った時から今の時間が楽しくて笑顔が絶えない そんな私をカズヤは面白そうに見ている 「今日のミクは楽しそうだな」 「そうだよ。だってカズヤとデートなんて久しぶりだもん」 「そうだな。ごめんないつも構ってやれないで」 そういうと、そっとテーブルの上の私の手を握ってくれた 「ううん、大丈夫よ。こうして一緒に居てくれるだけで私は幸せだから。」 私もそういうとカズヤの手を握り返した カズヤのゴツゴツした男らしいて とても愛おしく感じる でも、たた一つ気になると言えばカズヤの指にある指輪 その指輪さえ無ければ… 神様どうかその指輪をカズヤから外して自由にしてあげて下さい そう願いたい気持ちでいっぱいだ
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