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「え…カズヤの家に…?」
「うん。ほら、今日はアイツ帰ってくるのも遅いしさ。まだ昼過ぎだし大丈夫だよ」
今まで決して彼の家にいった事は無い。
彼の家族が居る空間に私が入る?
そんな事は想像したこともなかった
でも、カズヤがそう言ってくれるんだから…
純粋にうれしいという気持ちより緊張するほうが大きい
「どうしたの?嫌かな?」
「ちがうよ、ただビックリしただけ」
カズヤは私の手を引っ張り体を引き寄せる
「大丈夫だよ。ほら、ここから30分ぐらいだから行こう」
少し緊張するけど彼の家に行くことにした
もしかしたら、こんなチャンス無いかもしれない
別に彼の家で何かを見たいわけじゃないけど
ただ、彼の家族が暮らす空間に触れて見たかった
そのまま、私たちは電車に乗りカズヤの家に向かった
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