第1章

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「え…カズヤの家に…?」 「うん。ほら、今日はアイツ帰ってくるのも遅いしさ。まだ昼過ぎだし大丈夫だよ」 今まで決して彼の家にいった事は無い。 彼の家族が居る空間に私が入る? そんな事は想像したこともなかった でも、カズヤがそう言ってくれるんだから… 純粋にうれしいという気持ちより緊張するほうが大きい 「どうしたの?嫌かな?」 「ちがうよ、ただビックリしただけ」 カズヤは私の手を引っ張り体を引き寄せる 「大丈夫だよ。ほら、ここから30分ぐらいだから行こう」 少し緊張するけど彼の家に行くことにした もしかしたら、こんなチャンス無いかもしれない 別に彼の家で何かを見たいわけじゃないけど ただ、彼の家族が暮らす空間に触れて見たかった そのまま、私たちは電車に乗りカズヤの家に向かった
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