第1章

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カズヤの家は駅から歩いて数分のマンションの5階にあった いよいよカズヤの家に入ると思うとドキドキする そのドキドキが伝わったのか 「なに?緊張してるの?」 「・・・・・うん」 好きな人の家に行くのは女の子は誰でも緊張する ましてや、私の好きなカズヤの家は奥さんと子供が住んでるんだから あまり私のそういった気持ちをカズヤは分かっていないようだけど でも、ここまで来たから入らないわけにはいかない マンションの前につき、エレベーターに乗った 遂に、部屋に入るのだ こっそり深呼吸をして自分を落ち着かせる たかだが家に入るだけじゃない! そう、たかだか…たかだかなんだけども緊張する! 一人勝手に緊張の連続なのもいざしらずカズヤは進み玄関を開けた ガチャ 「ついたよ。ほら入って」 「・・・・おじゃまします・・・・」 消え入りそうな声を発しながら玄関に入った
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