第1章

31/38
前へ
/38ページ
次へ
「あれ?カズヤ何してるの?」 奥さんの声が聞こえた! クローゼットの向かいにカズヤの奥さんが居る… もし、私の居場所がばれたら一貫の終わり! 緊張のあまり体が震えてきちゃった 「んんっ…あぁ、ちょっと疲れちゃってベッドで休んでたところ」 あぁ、なるほど!休んでた事にするのね! 「大丈夫?今日は友達と出かけるって言ってなかったっけ?」 「あぁ、、なんか友達は急用が出来たらしくてさ…って、帰り早かったね」 「うん。うちのお父さんが通院する日だった事を忘れててねまた今度顔を出すことにしたの」 「そ、、そか。あれ、武志は?」 「友達の家に遊びに行ったわよ。それにしても、大丈夫?風邪でも引いたんじゃないの?」 「あぁ俺は大丈夫だよ。少し寝れば楽になったし」 夫婦の会話が聞こえてくる そんな事より、私はいったいどうすればいいの!? 話の流れじゃ奥さんが早く戻ってきたし、でも一緒に居る事がバレなくてよかった あ!!!! そ、、そういえば玄関に脱いだ靴を忘れてた! なんで、奥さんその事に言わないの? もしかして、見落としてる!? 緊張と恐ろしさに冷や汗が首元を伝わるのを感じた
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加