第1章

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「ついでにスーパー行ってきたから冷蔵庫にしまうね」 奥さんの声が聞こえ、扉を閉める音が鳴った。 すぐにカズヤがクロゼットの近くに駆け寄った 「大丈夫か?」 「大丈夫!って今のところは…そんな事よりあたしの靴!」 「靴?あぁ、大丈夫靴箱の中に入れてたから」 いつの間にか片付けててくれたのね…って、この状況からどうすればいいの! 「とりあえず、俺がアイツを外に連れ出してカギは掛けないからそのまま家を出てくれればいいから」 「えぇ…それで大丈夫なの??」 「大丈夫だって、安心しろ」 そういうとカズヤはその部屋を出て行った 私はまだクローゼットの中… って、この中に奥さんが入ってきたらお終いよだよね カズヤがうまくやってくれる事を祈るしかない 奥さんが帰ってくるなんてツイてなさすぎる~
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