第二章

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「みんな仲良くですよ」 「……………羨ましい」 ますます肩が落ちる。 「それより、あの薬草なんですが…」 獣人の国を見せてもらうだけが、いつの間にか交易物資を確認する仕事になっている。 子供達は、勝手に遊んでくれているので問題ないが、遊びに来た筈なのに、どこでこうなったのだろうと考える間もなく、案内に任せて有翼人の里を歩いた。 他にも獅子頭。虎頭。トカゲ頭。ワニ頭。などなど、多くの獣人の里を回ったが、似たような里ばかりで、大きな池があるかどうかの違いだけだった。 約半月を掛けて国を一周し、故郷へと帰還する。 …
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