第5章 狂ったマナ

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「うなされてた」 「え?」 「昨夜も」 「ああ……」 朝食の席。 横に並んだルームメイトに指摘され 僕は気まずくてわざと明るく微笑んだ。 「君の方こそよく眠れてないんじゃないの?」 鳶色の巻毛が うっすら隈を作った目元を隠す。
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