相愛。

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望が女の子になれてるのも、私が何を着てもきっと可愛いしかいわないこともわかっているけれど。 それでも、好きな人に可愛いって言われるなら、なんでもしようと思えるなんて。 ・・・重症、なのかな。 こんなにも、この人のことを好きなっちゃダメなのかな? 「・・・二人でいるときにぼーっとしないで。不安な顔しないで。せっかくなんだから笑ってよ。」 試着室の前でため息をついた私の腕を引っ張る。 一挙一動にドキドキして、苦しくなる。 「・・・うん、ごめんね。」 私は、今。 初期的なところで、止まっているんだと思う。 生まれてはじめて。 好きという気持ちの重さを知った。
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